「子どもは無料だから大丈夫」は本当? 3歳児と新幹線に乗って気づいた“指定席7000円以上の価値”

「3歳ならまだ無料だし、膝の上で行けばいいか。」
私自身、そう考えたことがあります。家族で新幹線を利用すると交通費は想像以上にかかります。特に帰省や旅行シーズンになると、ホテル代や食事代、お土産代など出費が重なり、少しでも節約したいと思うのは当然です。
実際、新幹線では未就学児は座席を使わなければ無料で乗車できます。そのため、「2時間くらいならなんとかなるだろう」と考える家庭も少なくありません。
しかし、実際に3歳の子どもを連れて新幹線に乗った経験から言うと、その考えは想像以上に甘かったと感じました。
出発前は「これなら大丈夫」と思っていた
子どもは新幹線が大好きでした。
ホームに入ってくる車両を見て大興奮し、乗車直後も窓の外を眺めたり駅名を読んだりして楽しそうにしていました。
その姿を見て、
「やっぱり指定席を買わなくて正解だった」
と思っていました。
ところが、その平和な時間は長く続きませんでした。
子どもが飽きるのは想像以上に早い
出発から30分ほど経つと状況が変わりました。
最初は静かに座っていた子どもが、
「降りたい」
「歩きたい」
「お菓子食べたい」
「まだ着かないの?」
と言い始めたのです。
3歳の子どもにとって、2時間半近く同じ場所に座り続けることは大人が想像する以上に大変なことです。
抱っこをしたり、動画を見せたり、おもちゃを渡したりしましたが、それでも限界があります。
次第に体を動かし始め、前の座席を蹴りそうになったり、通路に出たがったりしました。
そのたびに親は慌てて止めなければなりません。
周囲の視線が一番つらかった
子どもが少し大きな声を出しただけでも、
「迷惑をかけているのではないか」
という不安が頭をよぎります。
車内には仕事をしている人もいます。
疲れて眠っている人もいます。
静かに過ごしたい人もいます。
もちろん多くの人は理解を示してくれますが、それでも親としては周囲の反応が気になります。
私も実際に、
「静かにして」
「もう少し我慢して」
と何度も声をかけてしまいました。
しかし子どもからすれば、なぜ急に厳しく言われるのか理解できません。
結果として親も子どももストレスが溜まってしまうのです。
結局デッキを何度も往復することに
途中から座席に座っている時間よりも、デッキで過ごす時間の方が長くなりました。
子どもを抱っこしながら車内を移動し、景色を見せたり気分転換をしたりして何とか時間をつぶします。
しかし、ずっと立ち続けるのは大人でも疲れます。
到着する頃には、
「早く降りたい」
という気持ちでいっぱいになっていました。
せっかくの旅行や帰省なのに、目的地に着く前から家族全員が疲れ切っていたのです。
指定席料金は高い? それとも安い?
確かに子どもの指定席料金は安くありません。
往復で考えれば1万円を超えることもあります。
家計への負担を考えると簡単に払える金額ではないでしょう。
しかし実際に経験してみると、そのお金で買えるのは単なる「座席」ではありません。
・子どもが自由に座れる安心感
・親が抱っこを続けなくて済む快適さ
・周囲に気を使いすぎなくて済む余裕
・到着後も元気に行動できる体力
こうしたものすべてを含めて考えると、指定席代には十分な価値があると感じました。
子連れ新幹線で後悔しないための工夫
私の経験から、子ども連れで新幹線を利用する場合は次の準備がおすすめです。
まず可能であれば子どもの座席を確保することです。
次にお気に入りのお菓子や飲み物、おもちゃを事前に準備しておくこと。
そして混雑する時期は早めに予約することも重要です。
さらに、ぐずったときにすぐ移動できるようデッキ付近の座席を選ぶのも効果的です。
こうした準備だけでも親の負担は大きく変わります。
まとめ
新幹線の幼児無料制度は家計にとってありがたい制度です。
しかし、「無料だから必ずお得」とは限りません。
実際に利用してみて感じたのは、数千円を節約できても、その代わりに親の体力や精神的な負担が何倍にもなって返ってくることがあるということです。
もちろん子どもの性格によっては問題なく移動できる場合もあります。
ただ、活発な3歳前後の子どもと長距離移動をするのであれば、一度「指定席代は快適さを買うお金」と考えてみる価値はあるでしょう。
私自身、次に新幹線で長距離移動をするときは迷わず子どもの席も予約すると思います。それくらい、座席1つのありがたさを実感した移動になりました。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e4ed48e27c0e912c86ef63086839b3df63940c

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