「死体が電話した日」―“もしもし、パパ?”が暴いた衝撃の真実

モーリーンからの連絡が途絶えてから、すでに3週間――ジャックの胸に広がる不安は、日に日に重くのしかかっていった。最初の数日は「きっとどこかで楽しんでいるのだろう」と自分に言い聞かせていたが、時間が経つにつれ、その楽観は次第に崩れていく。
電話はつながらない。メッセージを送っても既読はつかない。友人たちに連絡を取っても、「最近は話していない」という答えしか返ってこなかった。
やがてジャックは、最も恐れていた決断を下す――警察への相談だった。
失踪届を受けた警察は、すぐにモーリーンの行動範囲の洗い出しを開始した。ヒッチハイクという移動手段の特性上、足取りの特定は極めて困難だったが、それでもわずかな証言や監視カメラの映像をもとに、彼女が最後に確認された地域が徐々に浮かび上がっていく。
その一方で、別の場所では、まったく異なる出来事が進行していた。
ある郊外の住宅で、「異臭がする」という通報が入ったのだ。
現場に駆けつけた警察官たちは、家の中に足を踏み入れた瞬間、その異様な空気に包まれた。室内はひどく荒れており、長い間人の手が入っていない様子がうかがえる。そして、奥の部屋で彼らは“それ”を発見した。
床に横たわる一人の男性――明らかに死亡しているように見えた。
周囲には無数の蛆虫が湧き、腐敗が進んでいることを示していた。呼びかけても反応はなく、体はまったく動かない。誰が見ても「死体」としか思えない状況だった。
警察官の一人が慎重に近づき、確認のために声をかけたその瞬間――
「……もしもし、パパ?」
かすれた声が、静まり返った室内に響いた。
一同は凍りついた。
目の前にあるのは、明らかに“死んでいるはずの身体”。だが、その口が、わずかに動いたのだ。
すぐに救急隊が呼ばれ、男性は緊急搬送された。医師たちの懸命な処置により、かろうじて命はつなぎ止められたが、極度の衰弱状態にあり、意識も断続的だったという。
この不可解な状況に、法医学医であるフィリップ・ボクソは強い関心を抱くことになる。
なぜ「死体」と見間違うほどの状態で生存していたのか。
蛆虫が発生するほどの環境で、どれほどの時間を過ごしていたのか。
そして何より、彼が発した「もしもし、パパ?」という言葉の意味とは何だったのか――。
この奇妙な出来事は、やがて思いもよらぬ方向へとつながっていく。
モーリーンの失踪、そして“生きていた死体”。
一見無関係に思える2つの出来事が、やがて一本の線で結ばれるとき、そこには人間の想像を超えた真実が浮かび上がることになる。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b23a8c960d3b49738686a634957bc0491baa1be

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