大谷翔平、圧巻の6回1失点も白星逃す 43試合連続出塁で歴史に並ぶもドジャースは痛恨の逆転負け

米大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、日本時間9日に行われたトロントでのブルージェイズ戦に「1番・投手」の二刀流で先発出場。マウンドでは6回を投げて4安打1失点と安定した投球を披露したが、救援陣がリードを守れず、今季2勝目はあと一歩のところで消えた。試合は3-4で逆転負けとなり、チームの連勝は5でストップした。
この日の大谷は立ち上がりから粘り強さが際立った。2回まで毎回のように走者を背負う苦しい展開となったが、要所を締めて無失点で切り抜ける。特に3回1死二塁の場面では、ブルージェイズの主砲であるブラディミール・ゲレーロ・ジュニアを打ち取り、これで連続無失点を25回1/3に伸ばした。
この数字は、岩隈久志やダルビッシュ有が持っていた日本人先発投手の連続無失点記録を上回る快挙。しかし直後、2死二塁からティム・サンチェスに適時二塁打を浴び、惜しくも記録更新はここでストップとなった。
それでも大谷は崩れない。4回は三者凡退、5回はわずか6球で打者3人を仕留めるなど、テンポの良い投球で流れを引き寄せる。6回もピンチを背負いながらも後続を断ち、最少失点でマウンドを降りた。最終的な投球内容は96球、2奪三振、1四球で防御率は0.00を維持。まさにエース級の働きだった。
打撃では快音こそなかったものの、存在感は健在だった。初回の打席で四球を選ぶと、その後も死球で出塁するなど2度の出塁を記録。これにより連続出塁試合は43に到達し、イチローが2009年に記録した日本人最多に並んだ。ヒットが出なくても出塁を続ける姿は、チームにとって大きな価値となっている。
試合はドジャースが終盤までリードを保っていたが、7回に登板した救援投手が崩れ、同点に追いつかれると、その後勝ち越しを許した。大谷に勝利投手の権利がついていただけに、痛恨の展開となった。
投打にわたり圧倒的なパフォーマンスを見せながらも、白星には結びつかなかった今回の登板。しかし、その内容は確実にチームを支えるものであり、歴史に名を刻む記録とともに、大谷の存在感を改めて証明する一戦となった。今後の登板、そして記録更新への期待は、さらに高まるばかりだ。
とりわけ注目されるのは、今回並んだ連続出塁記録の更新だ。イチローに肩を並べた43試合という数字は、単なる好調の証ではなく、シーズンを通して安定した打席内容を維持していることの裏付けでもある。安打が出ない試合でも四球や死球で出塁を重ねるスタイルは、相手バッテリーにとって大きな脅威となり続けている。
また、投手としての完成度も日に日に高まっている。この日の最速100マイル超の直球に加え、変化球の精度も光り、要所で打者のタイミングを外す投球が際立った。被安打4、1失点という結果以上に、試合の流れをコントロールする力はエースそのものと言える。援護やリリーフに恵まれなかった点は不運だったが、内容を見れば次回登板での白星は十分に期待できる。
チームとしては逆転負けという悔しい結果に終わったが、ロサンゼルス・ドジャースにとって大谷の存在が攻守両面で欠かせないものであることは改めて証明された一戦でもあった。打線の核として出塁し続け、先発として試合を作る――その二刀流の価値は、数字以上にチームへ与える影響が大きい。
シーズンはまだ長く続く。今回のように勝利に結びつかない登板があったとしても、積み重ねてきた内容と結果は確実にチームの上昇気流につながっていくはずだ。そして、その中心にいるのが大谷翔平であることに疑いはない。
記録更新、そして勝利の積み重ねへ――。大谷の挑戦は、ここからさらに加速していく。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/36535ca19129d8ec03b3c6debfa8b383f008bb81

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