
春から初夏にかけて、道路やマンションの壁、駐車場などで「小さな赤い虫が大量にいる…」と驚いた経験はありませんか?
特に晴れた日にコンクリートの上をよく見ると、赤い点のようなものがわらわら動いていて、「これ何!?」「危険な虫なの?」と不安になる人も多いと思います。私自身も最初に見た時は、血を吸うダニなのではないかと思い、かなり警戒しました。
しかも、一度気づくと至るところにいるんです。学校の外壁、ベランダ、駐車場、タイヤ周辺…。気持ち悪く感じてしまい、「家の中に入ってこない?」「人体に害は?」と心配になる人も少なくありません。
ですが、この赤い小さな生き物の正体は「カベアナタカラダニ」と呼ばれるダニの一種で、多くの場合、人に直接害を与えることはないとされています。
名前だけ聞くと危険そうですが、実際には血を吸ったり、噛んだりすることはほとんどありません。春先になると活発に動き始め、花粉や小さな虫の死骸などを食べながら生活しています。
私も以前、自宅マンションのベランダに大量発生していてかなり焦りました。洗濯物に付いていた時は「終わった…」と思ったのですが、調べてみると毒性はなく、知らないだけで毎年よく見られる生き物だと知りました。
ただし、問題が全くないわけではありません。
このダニを潰してしまうと、赤い色素がコンクリートや服に付着することがあります。白いスニーカーや衣類に付くと意外と落ちにくく、「見た目以上に厄介」という声もあります。
また、数が多いため、生理的に苦手と感じる人も非常に多いです。SNSでも毎年「壁が真っ赤」「気持ち悪すぎる」と話題になります。
では、なぜこんなに大量発生するのでしょうか。
カベアナタカラダニは、日当たりが良く暖かい場所を好みます。特にコンクリートやアスファルトのような熱を持ちやすい場所に集まりやすく、春の暖かさとともに一気に活動を始めます。
しかも驚くことに、現在確認されているのはほぼメスだけだといわれています。つまり、オスがいなくても増殖できる特殊な生態を持っている可能性があるのです。いわゆる“クローンのような繁殖”とされており、この不思議な特徴も注目されています。
見かける時期としては、3月後半から梅雨前くらいがピークです。桜が咲く頃に増え始め、夏が本格化する頃にはほとんど見なくなります。
対策としては、無理に殺虫剤を大量に使うよりも、
・ベランダや外壁をこまめに掃除する
・コケや汚れを減らす
・窓周辺の隙間を減らす
・洗濯物を取り込む前に軽く払う
といった基本的な対策が効果的だと言われています。
実際、私もベランダ掃除を定期的にするようになってから、以前よりかなり見かけにくくなりました。
「なんとなく気持ち悪い」「害虫かも」と不安になる生き物ですが、正体を知ると少し見え方も変わります。
毎年春になると現れる、都市部の“季節の風物詩”。あなたの家の周りにも、実はすでにいるかもしれません。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea229075f65682cd132da6d915fc3c399863078a

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