「“しつこい営業”となぜ言われても続けるのか オープンハウスの路上営業に隠された“売れる理由”と若手社員の本音」

「駅前で突然声をかけられてびっくりした」
「何度も営業されて正直しつこいと思った」
不動産会社・オープンハウスの“路上営業”について、そんな印象を持っている人は少なくありません。SNSでも、「今の時代にあの営業方法は古いのでは?」「チラシを配って、本当に家なんて売れるの?」といった声をよく見かけます。
実際、私自身も駅前で営業を受けたことがあります。急いでいる時に話しかけられて、「大変そうな仕事だな」と感じたのを覚えています。正直、その場で家を買おうと思う人なんているのか疑問でした。
ですが今回、オープンハウスの高額初任給や営業スタイルについて詳しく知ると、“なぜ今でも路上営業を続けるのか”が少し見えてきました。
近年、物価高や人手不足の影響で、多くの企業が初任給を引き上げています。その中でも特に注目を集めたのがオープンハウスです。2025年入社の新卒初任給を36万円に引き上げ、さらに2027年には営業職で40万円を目指す方針を発表しました。
SNSでは「新卒で40万円!?」「勝ち組すぎる」と驚きの声も多く見られました。しかし、その裏には想像以上に厳しい世界があります。
実際、新入社員の約半数が「給与に見合う成果を出せるか不安」と答えています。高い給料には、それだけ大きな期待とプレッシャーが伴うからです。
特にオープンハウスを象徴するのが、“源泉営業”とも呼ばれる路上営業です。
駅前、住宅街、物件前などで、通行人に直接声をかける営業スタイル。雨の日も真夏も、とにかく現場に立ち続けます。
今の時代、ネット広告やSNSマーケティングが主流になりつつあります。それなのに、なぜアナログとも言える方法を続けるのでしょうか。
そこには、不動産という商品の特殊さがあります。
家は、人生で最も高い買い物のひとつです。ネットで検索して終わりではなく、「実際に人と話して初めて動く」というケースが非常に多いと言われています。
特に戸建て住宅は、「まだ買うつもりはなかったけど、話を聞いて興味を持った」という流れが意外と多いそうです。
つまり、路上営業は“今すぐ買う人”だけを探しているわけではありません。
「いつか家を欲しいと思っている人」
「マンション価格の高騰で悩んでいる人」
「なんとなく将来を考え始めた人」
そうした潜在的な顧客との接点を作ることが目的なのです。
実際、最近は首都圏のマンション価格が大きく上昇しています。「マンションは高すぎて無理」と感じる人が増えたことで、比較的手の届きやすい戸建て住宅への関心が高まっています。
だからこそ、街中で直接ニーズを掘り起こす営業が、今でも一定の成果を出しているのでしょう。
もちろん、営業される側としては「怖い」「しつこい」と感じることもあります。私も実際、何度も声をかけられると少し疲れてしまうタイプです。
ただ一方で、営業する側もかなり過酷です。
知らない人に何十回、何百回と声をかけ続ける。無視されることもあれば、冷たい態度を取られることもある。それでも笑顔で続けなければいけません。
高い初任給が話題になりますが、その裏には「成果主義」の厳しさがあります。
だからこそ、オープンハウスでは若いうちから「20代で年収1000万円を目指したい」と考える人が多いのかもしれません。短期間で大きく稼げる可能性がある一方、精神的にも体力的にも簡単な仕事ではないのです。
SNSでは「時代遅れ」と言われることもある路上営業。しかし、“非効率に見える方法”だからこそ、人と直接つながれる強みがあるのも事実です。
デジタル化が進む今だからこそ、逆に「人が直接話す価値」が見直されているのかもしれません。
街で営業を受けた時、「またか…」と思う人も多いでしょう。ですが、その裏側では、若い営業マンたちがプレッシャーと向き合いながら、結果を出そうと必死に戦っています。
そう考えると、いつもとは少し違った見え方になるかもしれません。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9d3a32849042dde6a4d9149a925542622185d27

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