「ゲームで発達障害を治療?」新たな選択肢に注目集まる ADHDの子どもたちを支える“処方アプリ”とは

「うちの子は落ち着きがないけど大丈夫だろうか」
「薬以外の治療法はないのだろうか」
子育てをしていると、このような悩みを抱える保護者は少なくありません。私自身も、身近な子どもが授業中に集中できなかったり、じっと座っていられなかったりする姿を見て、「本人もつらいだろうな」と感じたことがあります。
そんな中、新たなADHD治療の選択肢として注目を集めているのが、医師が処方するゲーム形式の治療用アプリです。
大阪に本社を置く塩野義製薬は5日、ADHDの子ども向け治療用アプリ「エンデバーライド」の販売を開始しました。子ども向けのデジタル治療としては国内で初めて保険適用となり、多くの医療関係者や保護者から関心が寄せられています。
このアプリは、一見すると普通のゲームのように見えます。キャラクターを操作しながらコースを進み、障害物を避けたり、決められた色のキャラクターを見つけてタップしたりします。しかし単なるゲームではありません。
運転操作とターゲット探しという2つの課題を同時に行うことで、注意力や集中力に関係する脳の「前頭前野」を活性化させるよう設計されています。遊びながら脳をトレーニングするという、新しい発想の治療法です。
ADHDは「注意欠如・多動症」と呼ばれ、集中力が続かない、落ち着きがない、衝動的に行動してしまうといった特徴があります。学校生活や友人関係に影響することもあり、本人だけでなく家族も悩みを抱えやすい障害です。
実際にADHDと診断された9歳の男の子は、「授業中にどこかへ行ってしまうことがある」と話しています。本人も「動いたらいけない」と分かっていても、なかなか行動をコントロールできないそうです。
こうした症状に対しては薬物療法が行われることがありますが、すべての子どもに合うわけではありません。副作用が強く出たり、体質的に継続が難しかったりするケースもあります。
保護者の中には、
「薬に頼りすぎるのは不安」
「副作用が心配」
「子どもが薬を嫌がる」
という悩みを抱える人も少なくありません。
今回の治療用アプリが注目される理由は、まさにその部分にあります。薬だけに頼るのではなく、新しい治療方法を選べる可能性が広がるからです。
もちろん、このアプリだけですべての症状が改善するわけではありません。専門医も、薬を完全に置き換えるのではなく、治療の選択肢の一つとして期待していると話しています。
それでも、子どもにとっては「治療をしている」という感覚よりも、「ゲームをしている」という感覚で取り組める点は大きなメリットかもしれません。治療への抵抗感が少なくなれば、継続しやすくなる可能性もあります。
私自身、このニュースを見て感じたのは、発達障害の治療が少しずつ変わってきているということです。これまでは薬や訓練が中心でしたが、デジタル技術を活用することで、子どもたちがより前向きに治療へ取り組める時代になりつつあります。
「ADHDの子どもにどんなサポートができるのか」
「薬以外の方法はないのか」
そんな悩みを抱える家庭にとって、今回の治療用アプリは希望につながる新しい選択肢となるかもしれません。今後どのような効果が報告されるのか、そして多くの子どもたちの支えになるのか、注目が集まっています。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e7cf13854ff4895182a2b85391e6be2d06c7ccc

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