フルタイムで働いても生活が苦しいのはなぜ? 月20万円時代の日本で若者が感じる将来への不安

「毎日真面目に働いているのにお金が貯まらない」
「フルタイムで働いても生活が苦しいのは自分だけなのだろうか」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。実際に最近では、最低賃金でフルタイム勤務をしても生活に余裕が持てないという現実が大きな問題となっています。
私自身、大学生としてアルバイトをしながら生活していますが、物価の上昇を肌で感じる機会が増えました。コンビニで飲み物やお弁当を買うだけでも以前より高くなり、外食の値段も上がっています。電気代やガソリン代、家賃なども上昇しており、「働いてもお金が残らない」という声が増えている理由が少し分かる気がします。
では、実際に最低賃金で働く人はどのような生活を送っているのでしょうか。
現在の最低賃金の全国平均は時給1100円台です。仮に時給1121円で月160時間働いた場合、月収は約18万円になります。一見すると決して少なくないように見えるかもしれません。しかしここから所得税や住民税、社会保険料が引かれます。
さらに家賃、食費、水道光熱費、通信費、交通費などを支払うと、自由に使えるお金は大幅に減ってしまいます。
例えば一人暮らしの場合を考えてみましょう。
家賃6万円
食費3万円
光熱費1万円
通信費7000円
保険料や税金2〜3万円
これだけでもかなりの支出になります。急な病気や冠婚葬祭、家電の故障などが発生すれば、貯金をする余裕はほとんどありません。
そのため、「フルタイムで働いているのに将来が不安」「結婚や子育てを考えられない」と感じる人が増えているのです。
実際、非正規雇用で働く人は年々増加しています。非正規雇用は正社員と比べて収入が不安定になりやすく、賞与や昇給の機会も限られます。その結果、年収200万円以下で生活する人が一定数存在しているといわれています。
ここで多くの人が疑問に思うのは、「なぜこれほど働いているのに生活が楽にならないのか」ということです。
理由の一つとして、賃金の上昇スピードよりも物価上昇のスピードが速いことが挙げられます。
給料が少し上がったとしても、食料品や日用品、公共料金などが同じように値上がりすれば、実質的な生活水準は向上しません。
また、日本では長年にわたり非正規雇用が増加してきました。その結果、安定した収入を得られない人が増え、将来への不安につながっています。
私の周りでも、「将来結婚できるのかな」「子どもを育てるお金があるのかな」と話す友人が少なくありません。真面目に働いても生活に余裕が持てない社会は、多くの若者にとって大きな不安材料になっています。
では、この問題を解決するためには何が必要なのでしょうか。
まず重要なのは、最低賃金の引き上げだけではなく、実際の生活費とのバランスを考えることです。
さらに、正社員と非正規雇用の格差を縮小し、安定した雇用環境を整えることも欠かせません。働く人が将来に希望を持てる社会をつくるためには、賃金だけでなく社会保障や子育て支援なども含めた総合的な対策が必要です。
「働けば普通に暮らせる」
本来は当たり前であるはずのこの考え方が、今の日本では簡単ではなくなっています。
だからこそ、最低賃金や雇用の問題は一部の人だけの問題ではありません。学生も会社員も高齢者も、これから社会で働く全ての人に関係する問題です。
今回のニュースを通じて改めて感じたのは、収入の額だけではなく、「安心して生活できる社会」をどう作るのかを考える必要があるということです。
将来への不安を減らし、働く人が努力に見合った生活を送れる社会になることを期待したいと思います。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/c303c5c8c636feb667bfd7a130cb48b0e9152085

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