
「海外の人は日本の食事を絶賛している」
そんなイメージを持っている人は多いかもしれません。
実際、日本を訪れた外国人観光客の多くは、寿司やラーメン、焼き肉など、日本ならではの食文化に感動しています。しかしその一方で、“食”に関して困った経験をする人も少なくないようです。
今回、メキシコ、ポルトガル、アメリカから来た外国人観光客に話を聞くと、日本の食文化に驚きながらも、「不便さ」や「価値観の違い」を感じる場面があったといいます。
特に印象的だったのは、メキシコから新婚旅行で来日した夫婦の話です。
2人は日本での旅行をとても楽しみにしていたそうですが、妻のベティさんはグルテンフリー生活をしており、食事選びにかなり苦労したと話していました。
「コンビニなら何でもそろうと思っていたけれど、グルテンフリーの商品がなかなか見つからなかった」
そう話す姿が印象的でした。
日本では“コンビニ=便利”という感覚が当たり前ですが、海外ではアレルギー表示やヴィーガン対応の商品がもっと細かく分かれている国もあります。そのため、日本の食品表示の少なさに驚く外国人は意外と多いそうです。
実際、自分も以前、海外の友人と一緒に食事をしたとき、「この料理には何が入っているの?」と細かく聞かれて困った経験があります。
日本人は「みんな同じものを食べる」という感覚がまだ強い一方で、海外では宗教や体質、健康志向などによって食べられないものが違うのが当たり前です。
だからこそ、日本人が思っている以上に、“食の選択肢”は海外の人にとって大事なのかもしれません。
一方で、「最初は抵抗があったけれど、食べてみたら印象が変わった」という声もありました。
ポルトガルから来たマイケルさんは、日本で初めて焼き肉店を訪れた際、知らずに牛タンを食べたそうです。
「すごくおいしかった。でも最初に“牛の舌”って聞いていたら、たぶん食べていなかった(笑)」
そう笑いながら話していました。
確かに、日本人にとっては当たり前の牛タンも、海外では“珍しい部位”として見られることがあります。
自分も子どもの頃、最初は見た目で苦手だと思っていた食べ物がありました。でも、実際に食べてみると想像以上においしくて、今では好物になっています。
人はどうしても「見た目」や「先入観」で判断してしまいます。しかし、知らない文化に触れたとき、その固定観念が変わることもあるのだと感じました。
外国人観光客が増えている今、日本は「おいしい国」として世界から注目されています。ただ、その一方で、食の多様性や表示の分かりやすさなど、まだ改善できる部分もあるのかもしれません。
日本では当たり前だと思っていることでも、海外の人から見ると不思議に感じることがあります。
逆に、日本人が気づいていない魅力を外国人が教えてくれることもあります。
“食”は単なる料理ではなく、その国の文化や価値観、人との違いを知るきっかけなのだと、あらためて感じさせられるエピソードでした。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/29b0e4e549691eee10a351270e602c359162f99c

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