
「長友佑都はなぜ今も日本代表に選ばれるのだろう?」
サッカー日本代表のメンバー発表があるたびに、そんな疑問を持つ人も少なくありません。若手選手が次々と海外で活躍する中、39歳という年齢で代表入りを続ける長友佑都選手。その存在価値について議論になることもあります。
しかし、今回のワールドカップ事前合宿へ向かう出発セレモニーで見せた姿を見ていると、「なるほど、こういう役割があるのか」と感じた人も多かったのではないでしょうか。
成田空港で行われた出発セレモニー。
選手たちが並ぶ中、一際目立っていたのが長友選手でした。
頭には「闘魂」と書かれた日の丸ハチマキ。
真剣な表情で登場するかと思いきや、その姿に会場は一気に和やかな空気に包まれました。
周囲の選手たちも思わず笑顔を見せ、久保建英選手がツッコミを入れる場面も見られました。
さらに森保一監督も満面の笑み。
セレモニー終了後には航空会社スタッフへ気さくに声を掛け、そのスタッフも思わず吹き出してしまうほどだったといいます。
実際に何を話したのかは明らかになっていません。
しかし、その場の雰囲気を見る限り、周囲を自然に笑顔にする言葉だったことは間違いないでしょう。
私は学生時代に空手道部に所属していました。
大会前になるとチーム全体が緊張し、普段は明るい仲間でさえ口数が少なくなることがありました。
そんな時、必ず場を和ませてくれる先輩がいました。
くだらない冗談を言ったり、わざと変な動きをしたりして笑わせてくれるのです。
当時は「何をやっているんだろう」と思うこともありました。
しかし実際には、その一言でチーム全体の緊張がほぐれ、試合に向けて良い雰囲気を作ってくれていたことに後から気付きました。
長友選手の姿を見ていると、その先輩を思い出します。
スポーツでは技術や戦術が注目されます。
もちろんそれは非常に大切です。
しかし、トップレベルの大会になればなるほど精神面の重要性も大きくなります。
特にワールドカップは4年に1度。
選手たちは大きな期待やプレッシャーを背負って戦います。
そんな状況の中でチームの雰囲気を明るく保つ存在は想像以上に貴重なのです。
長友選手はこれまで4度のワールドカップを経験しています。
若い選手たちが経験したことのない大舞台を何度も戦ってきました。
試合に出場するだけでなく、どのように大会期間を過ごせば良いのか。
どのように緊張と向き合えば良いのか。
そういった部分を伝える役割も担っています。
実際、森保監督も長友選手について「プレーヤーとしてだけでなく、コミュニケーション面でもチームに貢献できる」と評価しています。
これは決してお世辞ではないでしょう。
今回の空港での様子を見れば、その意味がよく分かります。
サッカーではベテラン選手の価値を数字だけで測ることはできません。
得点数やアシスト数だけでは見えない部分が数多く存在します。
ロッカールームでの声掛け。
練習中のアドバイス。
若手とのコミュニケーション。
苦しい試合後の励まし。
試合前の緊張を和らげる一言。
こうした役割を担える選手は意外と少ないのです。
特に現在の日本代表は若い選手が増えています。
久保建英選手や三笘薫選手をはじめ、海外クラブで活躍する選手が多く集まっています。
技術面では世界トップクラスに近づいていると言われていますが、ワールドカップのような短期決戦では経験も重要になります。
そこで長友選手の存在が大きな意味を持つのでしょう。
SNSでは今回のハチマキ姿について、
「長友らしい」
「チームの雰囲気が良さそう」
「こういう選手は必要」
「見ているだけで元気になる」
といった声が多く見られました。
もちろん中には「試合に出るのか」「年齢的に厳しいのでは」という意見もあります。
しかし、代表チームは試合に出る11人だけで戦うわけではありません。
ベンチメンバーもスタッフも含めた全員で戦います。
だからこそ長友選手のような存在が評価されているのです。
今回の出発セレモニーで見せた笑顔や明るさは、単なるパフォーマンスではありませんでした。
長年日本代表を支えてきたベテランだからこそできる仕事だったのだと思います。
ワールドカップ本番では、どんな形でチームに貢献するのか。
ピッチ上でのプレーはもちろんですが、見えない場所でのリーダーシップにも注目したいところです。
39歳になった今でも日本代表に必要とされ続ける理由。
その答えは、今回の空港での何気ない一場面に詰まっていたのかもしれません。
若手選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作り、チーム全体を一つにまとめる。その役割を誰よりも理解し、実践しているのが長友佑都選手なのでしょう。
だからこそ多くの監督や選手、そしてファンから信頼され続けているのだと思います。北中米ワールドカップという大舞台で、日本代表がどのような戦いを見せるのか。そしてその裏で長友選手がどんな形でチームを支えるのかにも注目していきたいと思います。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/5914733df6f3a158f67d18be51d64df5669c5ce8

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