
最近、「前より物覚えが悪くなったかも」と感じることはありませんか?
実は自分もここ数年で、名前がすぐに出てこなかったり、やろうとしていたことを忘れたりすることが増えてきました。正直、「このままどんどん衰えていくのかな」と不安になる瞬間もあります。
そんな中で印象に残ったのが、女優の高畑淳子さんの話です。長年第一線で活躍し続け、かつては難関大学にすべて合格するほどの記憶力を持っていた彼女でさえ、年齢とともにセリフを覚えるのに苦労するようになったと語っていました。
この話を聞いたとき、少し意外でした。
「あんなにすごい人でも、同じように悩むんだ」と。
特に印象的だったのは、覚えるために部屋中にセリフを書いた紙を貼っていたというエピソードです。普通に考えれば「やりすぎ」と思うかもしれません。でも、自分はそこにすごく共感しました。なぜなら、忘れることへの不安って、それだけ本気で向き合っている証拠だと思うからです。
実際、自分もテスト前や大事な予定の前には、メモやスマホのリマインダーを何重にも使っています。それでも忘れることがあると、「なんで自分はこんなにダメなんだ」と落ち込んでしまう。でも、そうじゃないのかもしれません。
ここで一つの疑問が浮かびます。
記憶力が落ちる=能力がなくなった、なのでしょうか?
自分なりに考えてみると、答えは少し違う気がします。確かに、若い頃のように一瞬で覚える力は弱くなるかもしれません。でもその代わりに、「どうすれば覚えられるか」「どう工夫すれば乗り越えられるか」を考える力は、むしろ強くなっているのではないでしょうか。
高畑さんも、ただ「覚えられない」と諦めるのではなく、自分なりの方法で向き合い続けています。それってすごく現実的で、誰にでも応用できる考え方だと思います。
そしてもう一つ、心に残ったのが家族の話です。
幼い頃に弟を亡くしていたこと、そして母親がその悲しみを抱えながら生きていたこと。表には見えない背景が、人の生き方や強さに大きく影響しているんだと感じました。
自分たちはどうしても、「できる・できない」や「結果」で物事を見がちです。でも本当は、その人がどんな経験をして、どう乗り越えてきたのかの方が大切なのかもしれません。
ここまで読んで、「じゃあ具体的にどうすればいいの?」と思った人もいるはずです。
自分が実際にやってみて少し楽になった方法をいくつか挙げてみます。
・忘れる前提でメモを取る(覚えようとしすぎない)
・1回で覚えようとせず、何回も触れる
・「忘れた自分」を責めない
これだけでも、気持ちはだいぶ変わります。
記憶力が落ちることは、誰にでも起こる自然な変化です。でも、それをどう受け止めるかで、その後の行動や気持ちは大きく変わります。
もし今、「前よりできなくなった」と感じているなら、それは終わりではなく、“やり方を変えるタイミング”なのかもしれません。無理に昔の自分と比べる必要はありません。
少しずつでも、自分に合った方法を見つけていけばいい。
そう思えたとき、気持ちは思っている以上に軽くなるはずです。
というより、実際に少しずつ気持ちは変わっていきます。
自分も最初は「本当にこんなので変わるのか?」と半信半疑でした。でも、忘れることを前提に行動するようになってから、明らかに“焦り”が減りました。前までは「覚えておかなきゃ」と頭の中に詰め込もうとして、結果的にパンクしていたんです。でも今は、「忘れても大丈夫な仕組みを作ればいい」と考えるようになりました。
例えば、やることは全部スマホに入れる。重要なことは紙にも書く。同じ内容でも、あえて違う方法で何度も触れる。たったこれだけですが、「覚えられない自分」に対するストレスはかなり減りました。
ここで気づいたのは、記憶力そのものよりも、「記憶に頼りすぎていたこと」が問題だったのかもしれないということです。人間はそもそも忘れる生き物です。それなのに、「全部覚えておくのが当たり前」と思ってしまうと、少し抜けただけで自分を否定してしまう。
でも現実には、社会で活躍している人ほど「忘れない工夫」を徹底しています。メモ、スケジュール管理、ルーティン化…。つまり、“覚える力”ではなく、“忘れても回る仕組み”を作っているんです。
これは少し考え方を変えるだけで、誰でもできることです。
そしてもう一つ大事なのは、「できなくなったこと」ではなく「今できていること」に目を向けることです。年齢や環境が変われば、得意なことも変わります。昔は一瞬で覚えられたかもしれない。でも今は、経験や判断力、人との関わり方など、別の強みが確実に増えているはずです。
それに気づけるようになると、不思議と「衰え」に対する不安は小さくなっていきます。
もちろん、すぐに全部が前向きに変わるわけではありません。ふとした瞬間に、「やっぱり前の方がよかったな」と思うこともあります。でも、そのたびに「じゃあどうすれば今の自分でもやれるか」と考える。その積み重ねが、少しずつ自信につながっていきます。
だからもし今、「記憶力が落ちた」と感じて落ち込んでいるなら、それは決してマイナスだけではありません。むしろ、自分に合った新しいやり方を見つけるチャンスです。
完璧に覚えられなくてもいい。忘れることがあってもいい。その前提で動けるようになると、気持ちは驚くほど軽くなります。
そして気づいたときには、「前よりできなくなった」と思っていた自分が、違う形でちゃんと前に進めていることに気づくはずです。
引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/a69fc50155284ab3253a7cb683a189186868a28c

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